Q.相続に関する法律問題にはどんなものがあるのか?
A.遺産分割,相続放棄,遺言などの問題がある。
相続に関する法律問題・・・
相続問題と一言で言っても,実際にはいろいろな問題があります。 もっとも,やはり最大の問題は,「遺産(相続財産)」の問題でしょう。
ただし,遺産問題と言っても,プラスの遺産が問題となる場合もあれば,マイナスの遺産が問題となる場合もあります。
プラスの遺産が問題となる場合に関係してくる法律問題と言えば,遺産分割の問題です。 マイナスの遺産が問題となる場合の法律問題と言えば,相続放棄です。
遺産分割の問題・・・
プラスの相続財産は,相続人たちに分配されることになります。 しかし,これが紛争のもととなることは少なくありません。 まさに骨肉の争いの火種となるのです。
この紛争を解決するための方策として用意されている法制度が,遺産分割です。
相続人間の協議によって,遺産を配分していこうというのが遺産分割制度です。 協議が整わない場合には,裁判によって遺産分割を行う場合もあります。
相続放棄の問題・・・
相続は,被相続人の死亡によって開始されます。 つまり,被相続人の意志にかかわらず相続は始まってしまうわけです。
ところが,遺産の中にマイナスの財産,つまり借金などの負債が含まれている場合,相続人らは自分の意志にかかわらず借金等負債を引き継がなければならないことになってしまうと,相続人にとっては非常に不利益です。
そこで,相続人に相続をするかどうかの意思決定の機会を与える制度が相続放棄の制度です。
簡単に言うと,相続放棄とは,相続をしないことを認めるという制度です。 これにより,マイナスの財産がある場合,相続人は相続をしないことができるのです。
もちろん,相続放棄は,マイナスの財産だけでなく,プラスの財産がある場合にもすることができます。
遺言(いごん)・・・
遺言という言葉は一般的ですので,あまり説明は必要ないと思いますが,被相続人となるべき人が,自分の財産をどのように相続人等に分配するかを,生前に決めておくというものが遺言です。
法律上は,「ゆいごん」ではなく,「いごん」と読みます。
特にプラスの財産がある場合,被相続人の死後に相続人間で紛争が起きないように,被相続人の意志を尊重して相続財産の分配について取り決めておこうという制度です。
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